フリカエリ子育て日記

米在住。あちこち引越し海外子育て、あれこれ振り返るフリカエブログです。

オリンピックからみる子どものアイデンティティー。子どもとオリンピック鑑賞をすすめる理由。

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オリンピックが始まりましたね。

私も夫も普段は全くスポーツ番組を観ませんが、オリンピックのときはけっこうな時間リビングルームのテレビを付けっぱなしにします。母国を離れて生活する者にとって、オリンピック鑑賞は個々のアイデンティティーを刺激してくれるからです。

 

日本人の私は日本の選手が活躍するととても嬉しく感じるし、惜しいところで負けると心から残念と感じます。そして国歌を聴くとなんだかじーんとする瞬間があるのです。

アメリカ人の夫も同様にアメリカの選手を応援し、メダルを獲得すると「Yeah!」と拳をあげます。

 

だから子ども達がテレビを観るようになってからは、スポーツ鑑賞を積極的にしてきました。生まれてから引越しばかりの娘達にとって、日本人のアイデンティティーもアメリカ人のアイデンティティーも育てるにはオリンピックは絶好の機会と思ったからです。

 

「アイデンティティークライシス」とは?

最近はいろいろな意味で「アイデンティティークライシス」という言葉が使われます。私達が心配していたアイデンティティークライシスは、国をまたいで転校ばかりしている娘達が自分はどこにも属せない、何人なのかも自信が持てない、どの言語も母国語と言い切れない不確かさを抱えて悩むことでした。

 

子供とオリンピック鑑賞のすすめ

海外転勤族の子供だけでなく、日本で生まれ育つお子さんにもオリンピック鑑賞はおすすめです。アイデンティティーを確立すると、成長してからもぶれない軸のような役割をしてくれるからです。強すぎるアイデンティティーは厄介ものですが、最低限の誇りのようなものはあったほうがいい気がします。

 

4年に1度のイベントなので、私のように普段全くスポーツ観戦しない人でも子供と一緒に楽しめます。娘達の場合は日本とアメリカのミックスなので、シンプルに日本とアメリカを応援するのです。観ているうちに感情が生まれてきます。嬉しかったり、残念だったり、悔しかったり、感動したり。その感情がアイデンティティー確立に役立ってくれるのです。

 

オリンピック鑑賞からわかった子供のアイデンティティー

4年前のオリンピックに比べて、子供達のオリンピックの見方が変わっていることに気がつきました。4年前はシンプルに日本とアメリカの2カ国を応援して一喜一憂していた子供たち。まだこの時点では親の真似も含まれていたのでしょう。しかし今回のオリンピックでは日本とアメリカだけでなく、今まで滞在した全ての国の選手に感情が入っているのです。子供達の個性が出てきました。

これはもしや、どこにも属せないアイデンティティークライシスか...?

いやいや違う。むしろどこにも属さないようでいろいろな国に属している自信のようなものの気がします。そもそもアイデンティティークライシスなんて、娘達には存在しない言葉なのかもしれません。長年通っていたインターナショナルスクール自体が外国人の集まりで母国語もみんな違ったのですから、日本とアメリカ二つだけに搾る必要すらなかったのかもしれません。それとも日本とアメリカという土台が先にできたからこそ、全てを受け入れて自信に繋がったのでしょうか?そこはまだわかりません。

子供達をみているとなんだかとてもワクワクします。

親が勝手に心配していることは案外大したことではないのかもしれない、といつも勇気づけられます。