フリカエリ子育て日記

米在住。あちこち引越し海外子育て、あれこれ振り返るフリカエブログです。

ライアン・ロクテの狂言強盗から感じるアメリカの問題点

米国水泳チーム、ライアン・ロクテ選手の狂言強盗はもう既に世界中に知れ渡っていることですが、このニュースを知った瞬間に思い出したのはつい最近プールで目撃した出来事です。

 

その時のことについてはこちらをお読みください。

 

www.furikaerimom.net

 

この出来事にはまだ続きがあるのです。

あまりにもひどくて頭にきていたし、読んでくださる方の気分も悪くなると思ったので書かなかったのですが、やっぱりこちらに記しておこうと思います。

 

サマーキャンプでプールに来ていた子供達。

その中の意地悪グループと意地悪をされていた少年について書いたのですが、何が悲しかったかって、子供たちを守るためにいるはずのサマーキャンプスタッフが誰もこの子を守らなかったこと。守らなかったどころか、スタッフも悪意があるような対応をこの少年にしていました。

 

何度も何度も「自分は悪いことをしていない」、「そこにいるグループの子たちが僕をはめたんだ」と訴えていたのに、スタッフは一切無視で「タイムアウト中だから座っていろ」と言われた少年は、とうとう耐えられずにプールサイドへ歩いていってそのグループに怒りを ぶちまけました。

 

すると意地悪グループの中の一人がプールから出てきて、喧嘩がヒートアップしたのです。それなのにスタッフは誰一人近寄ってきません。

お互い手は出さない。そのラインを超えるとアメリカでは大変な問題になるのはどちらの少年も承知です。次の瞬間、意地悪少年がゴーグルを奪い取ってプールへ投げ入れたのです。

 

「ゴーグルを返してくれ」

「あいつにゴーグルを投げ入れられた」

訴える少年にやっと近寄ってきたサマーキャンプスタッフは、意地悪グループに問いただすことは一切せず、「いいからとにかく座っていなさい。あとでみんながプールから出たらあなたのゴーグルを探すから」と言うのです。

なんという怠慢でしょう。

その間もプールの中にいる意地悪な少年たちは平気な顔をして、

「僕たちはゴーグルを投げ入れたりなんかしていないよ」

「君はほんとうに泣き虫ベイビーだ」と言い続けます。

 

意地悪を言い続ける少年たち

そのことを無視し続けるスタッフたち

必死に全ての真実を訴える少年

 

しばらくこの状態が続くなか、同じプールで泳いでいた他の子が偶然この少年のゴーグルを水中から見つけ出しました。

 

嬉しそうに大声で

「ゴーグルが見つかった!」とスタッフに伝えるタイムアウト中の少年。

 

それを聞いた瞬間、意地悪グループたちは一気に大声で「だから言っただろ!僕たちは君のゴーグルなんて投げ入れていないって!」

「君が最初からゴーグルを持っていたのに、僕たちが投げ入れたと嘘をついたんだ!」

「君は嘘つきだ、ひどい嘘つきだ!」とスタッフに聞こえるように主張しだしたのです。

 

スタッフが近寄ってきました。

またもや少年グループには一切話しかけません。そしてタイムアウト中の少年に「いったいどこでそのゴーグルを見つけたんだ?」「投げ入れられたのはほんとうの話か?」とこの少年の主張を疑いだしたのです。

 

あってはならないことが起きていました。

サマーキャンプのスタッフは全ての出来事を知りつつも悪いことには蓋をして、この意地悪されている少年に全てを負わせようとしたのです。

 

さらに「騒がしくてごめんなさいね」と近くに座っていた私に向かって言うのです。

私はたまらなくなって言いました。

「ゴーグルはプールの中にいた子が偶然見つけてくれたんですよ。たしかにあのグループの子たちは意地悪なことしていますよ。」

するとばつが悪い表情をして去って行ったのです。少年グループを咎めるでもなく、タイムアウトの少年に謝るでもなく、ただ何もなかったように去るだけ。

 

絶望的な気分になりました。

この出来事、ロクテ選手の狂言事件に似ていると思いませんか?きっと水泳の才能に長けていたが故に、周りの大人も彼のさまざまな愚行に見て見ぬふりをしてきたのではないでしょうか。もしかしたら今回の事件ですら謝罪しつつも鼻で笑っているかもしれません。

 

自分の子を守れるのはほんとうに親だけです。悔しいけれど悪いことをしながら平気な顔をして嘘をつく子供がたくさんいます。そして問題を大きくしたくないがためにその嘘を聞き入れる大人もたくさんいます。

 

「サマーキャンプではよくあること」夫がそう言いました。ということはロクテ選手の件もアメリカではよくあることなんじゃ...

アメリカでの子育て、娘たちを何がなんでも守っていくぞ!と思ったと同時に、理不尽なことをされても主張する強さを育てなくては!と再確認したのでした。