フリカエリ子育て日記

米在住。あちこち引越し海外子育て、あれこれ振り返るフリカエブログです。

転勤族の子育て、いつまでも前を振り返る環境を与えていませんか?

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転勤族の子供はとてもたくましい。

何度も何度も引越しをして、お友達と出会い別れを繰り返し、それら全ては自分の意思とは関係なく勝手に巻き込まれるものばかりです。

自分自身、転校ばかりで育ちました。そして我が子も国をまたいで転校を繰り返しました。だから周囲もそのような環境で育つ子ばかりでした。

今日は実際に起きた知り合いの話です。何年経っても現地校が大嫌いで、日本に帰りたいと言っていたお子さんのお話。でもそこには理由があったのです。

 子供は前の学校、お友達の思い出を振り返りながら、前へ進んでいきます。本当は嫌なこととか、悲しいことだってあったはずなのに、思い出を美化して懐かしがりながら強くなっていきます。

そのことについては以前こちらでも書きました。

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そして転校人生でよくあるのが、以前住んでいた場所を訪ねること。

これをするのは引越し後、ある程度時間が経ってからのほうがいいです(引越し直後にすぐ戻るのはお勧めしません)。友人はきっと「久しぶり!」と受け入れてくれるでしょう、でもそれと同時に「もう自分の居場所はここにはないんだな」と感じるはずなんです。その気持ちは寂しいことですが、新しい環境で頑張る力になります。

 

ここからが問題です。前の環境に一度戻って「もうここに居場所はない」と感じて終わればいいのですが、これを何度も何度も繰り返すと、反対に子供が前へ進む気持ちの妨げになってしまうのです。

冬休みや夏休み、長期の休みに欠かさず日本へ帰ったりしていませんか?一年に何度も前の環境に戻していませんか?親はバケーション気分で行けるけれど、子供はそうすることで「今」を否定してしまうかもしれません。本当は子供は前へ進む強さを持っているのにです。

言語だってそうです。せっかく頑張って新しい言語を吸収しているのに、一年に何度も長期で日本に帰っていたら、それはもちろん「日本がいい」になってしまいますよね。

 

何年経っても現地語が微妙、現地校が嫌い、日本へ帰りたいと苦しんでいる子がいました。実は親の方が日本を恋しがって、長期の休みのたびに子供を日本へと連れ帰っていた事情があるのです。お母さんはよく他の駐在の子と比べて「うちの子は言語が遅い」と言っていたけれど、そんな勝手なことないですよね。

 

子供が過去を振り返って悲しんでいたら、共感するだけで良かったりします。

「みんなに会いたいな」と言えば、「そうだよね、みんなに会いたいよね」でいいわけです。「今度みんなに会いに行こう」は余計な優しさかもしれません。

 

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